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2012年2月10日 (金)

「阪急電車」有川浩

Cimg1868

裏表紙には長篇小説とありますが、連作短編集だと思います。

まあどちらでもいいんですけど。

阪急電車の今津線を舞台にした小説です。

その沿線を利用するいろんな人たちにスポットを当て、それぞれのドラマが描かれています。

各章ごとの登場人物たちは赤の他人なわけですが、同じ車両に乗り合わせていたりして話がリンクしているんですね。

それぞれが影響を受けたり与えたり。

男女の出逢いや別れなども描かれていますけども、今の大学生の出逢いってこんなにウブですかねぇ。

読んでいて気恥ずかしいほどですが、それがまあこの作品をほのぼのとした雰囲気にしています。

このあたりは若い女性に好まれそうなややファンシーな雰囲気ですね。

でも後輩に彼氏を寝取られ、その結婚式に乗り込んでいく女性の話は痛快。

孫を連れたおばあさんもいい味を出しています。

あつかましいおばさんにもいろいろと事情があったり。

それぞれに人生があるのだなぁと感じさせる一冊でした。

ちなみに解説は、故・児玉清氏です。

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